【Demon】少年期 変化の兆し | Demon's日記(Demonの悪あ餓鬼)~Web Designers Diary~

【Demon】少年期 変化の兆し

ある時私は上級生の体育祭の練習に混じる事となった。どうやら人数が不足しているらしく、私がクラス代表だったので行かされた。

しかしそれが今後の人生を大きく変えた。

体育祭は上級生は組体操をやるらしく、ある一つのグループに私は入れられた。そのグループを見て私はゾッとした。世間一般に言われる不良の集まりだった。私はここでも虐められると思った。しかしその中でもリーダー格の存在の本先輩は私をこけにすることは無く。普通に話しかけてくれた。私は普通に話しかけられたのは、中学入って初めてくらいだ。すごく驚いたが、平然を装い話を合わせた。

それをきっかけに私は本先輩と話す事が増えた。本先輩は髪型は角刈りで後ろ髪が少し長く、茶髪。私の学校はまじめな学校だったので、それだけでも異色に思える存在だった。私はそれから一緒に先輩達とつるむ日々が続いた。虐められることも無く、クラスメートより断然私は存在できる場所だった。馬鹿にされるときも有ったが、笑いに変わるような馬鹿にされかたで、私は心底楽しかった。

そして私は段々先輩の真似をするようになり、クラスメートなどから私が馬鹿にされることも無くなりだした。完全に無くなったのは私を虐める一人の子に対し私は切れ、首を絞めながら持ち上げた事だろう。人間切れたら異常な力が出る物だ。

私は生まれ変わった瞬間である。虐められるくらいなら、相手を力でねじ伏せれば良い。